アチスで寒さをぶっ飛ばせ

最近 寒過ぎる。

天気予報では寒波が襲来したと

伝えていたが、

そんなこと誰にでもわかる。

寒波が襲来しなきゃ寒くならないだろ。

それはさておき、

夏になるとよく

気持ち的に涼しくなることを

目的とした心霊番組が

放送されている。

こうした心霊番組は夏の風物詩として

世間から一定の評価を得ている。

しかし冬はどうだろうか?

たまに鍋特集のようなグルメ番組は

放送されているが、

グルメ番組自体は夏にも放送されているし、

夏にだけ放送される心霊番組のような

冬にだけ放送される

気持ちをアツくするような番組はないのではないかと僕は思う。

そこで今回は

冬の寒さをぶっ飛ばすような

最高にアチスな

コンテンツを考えていきたい。

まず第一に人選だ。

最高のアチスコンテンツのためには

最高にアチスな人間が必要だ。

その点において、

「アチス」という後世に語り継がれるであろう名言を残した

渡辺某太氏の採用は決定的だ。

しかし彼には大きな欠点がある。

彼はヒョロガリなのだ。

人間はすきまが無く、

びっしり詰まっているものに

アチスを感じる。例 夏の満員電車

いくら人としてアチスでも

ヒョロガリだと

画面に大量のすきまができてしまい、

結果的にアチスではなく、

アイスなコンテンツになってしまう。

最高にアチスなコンテンツには

人間としてのアチスだけでなく、

物理的なアチスも必要である。

つまり最高にアチスなコンテンツには

圧倒的な体格を持ち、

画面を覆いつくす力士が必要だ。

人間的なアチスを某太氏が担い、

物理的なアチスを力士たちが担う

最強の布陣が出来上がる。

次に内容だ。

これは簡単。

某太氏がアチスになるのは

性行為をする時、https://brandnew-s.com/2018/10/17/watanabeyouyta2/

言い換えれば、体と体が触れあう瞬間だ。

このことから某太氏は画面を覆いつくすほど大量の力士に

押し潰された瞬間、

アチスのエクスタシーに達し、

最高のアチスパワーを発揮することができる。



以上から最高にアチスなコンテンツは

渡辺某太氏が画面を覆いつくすほどの

力士たちに押し潰され

魂のアチスを叫ぶ瞬間だと僕は思う。

いつかこの

「最高のアチスで寒さをぶっ飛ばせ 某太×力士100人   」が

冬の風物詩になることを僕は願っている。



「とりあえず生で」

現在 日本では酒の場で、

「とりあえず生で」と注文すると、

基本的に生ビールが出てくる。

以前にも紹介したが、

僕は大学で禁酒会という学会の代表を務めている。http://nowloading424.info/%e3%81%84%e3%81%8d%e3%81%aa%e3%82%8achina-%e3%81%9d%e3%81%ae2/

当会では「とりあえず生で」と注文した時に

生乳が出てくる世界を目指している。

しかし僕はここからもう一歩踏み込んで、

「とりあえず生で」と注文した際に、

ありとあらゆる「生」がついたものが

ランダムに出てくる世界が見たい。

シチュエーション 1

「とりあえず生で!」

「かしこまりました。」

「お待たせしました。ナマコでございます。」



シチュエーション 2

「とりあえず生で!」

「かしこまりました。」

「お待たせしました。ナマケモノでございます。」



シチュエーション 3

「とりあえずナマで!」

「かしこまりました。」

https://map.japanpost.jp/p/search/dtl/300179729000/

「お待たせしました。那間簡易郵便局でございます。」

こんな具合で「とりあえず生で!」と

注文した時にさまざまなナマが出てきたら、

みんな「とりあえず生で」というあいまいな言葉は使わなくなるだろう。

僕は「生」という言葉をもっと本気で捉えるべきだと思う。

今日の常識が明日も常識であるかどうかは分からない。

だからこそ僕はこう注文したい。

「とりあえず生乳で。」

睡眠中毒にワンダーコア

「倒れるだけで腹筋ワンダーコア♪」

数年前に一世を風靡したこの運動器具。

流行りもの買いの銭失いである両親のおかげで、

現在 僕の家にも使い道のない置物として飾られている。

僕も数回試してみたことがあるが、

負荷が軽すぎて全くトレーニングにならず、

「倒れるだけで腹筋ワンダーコア♪」ではなく、

「倒れるだけで倒れるワンダーコア♪」だった。

以上の例からも分かるように、

ワンダーコアは全く使い道のない代物だった。 /p>

最近ではワンダーコアのことなど

すっかり頭から消えていた僕であったが、

今日急にワンダーコアの有用な使い道を思いついた。 /p>

皆さんご存知の通り、

僕は重度の睡眠中毒である。

毎日7時間以上は睡眠をとらないと

気がすまないし、

寝坊によって何度も予定が狂ってしまったこともある。

様々な寝坊のパターンがあると思うが、

僕の場合、目は覚めているのだが、

起き上がることができず、 

二度寝してしまう場合が多い。

そこで僕はワンダーコアの倒れた瞬間に

起き上がる機能が

二度寝防止に有用なのではないかと感じた。

つまり起床予定時間になると

あらかじめアラームの要領でセットされた

ベッドが自動的に起き上がる。

二度寝しようとベッドに体重をかけると、

ベッドが倒れた後、再び起き上がる。

こうして何度も倒れる→起き上がるを繰り返していくうちに、

目が覚めるというわけだ。

このベッドがあれば、

寝坊で予定を狂わすことなく、

余裕を持って行動できる。

このベッドは寝具業界に革命を起こすであろう。

いつかこのベッドが世間を席巻した際には、

本記事を見せ、起源を主張し、特許を勝ち取ろう。

ヒッチハイク×クリスマスツリー その2

今回も前回に引き続き

ヒッチハイク旅について書こうと思う。

紆余曲折あって守谷SAにたどり着いた僕たちは

すぐにヒッチハイクを再開した。

数時間前に別の友人たちが守谷SAから

一気にいわきまで乗せて頂いたという

話を聞いて、

「僕たちもすぐに」という気持ちで

ヒッチハイクをしていたが、

なかなか乗せて頂ける車は見つからない。

途中SA内でスケッチブックを持って

「仙台方面に乗せて頂ける方いますか
~?」

と声をかけてみたが全く効果なし。

まあ考えてみれば

今日は連休最後のクリスマスイブ。

ファミリーが多く、

当然むさ苦しい男2人なんて乗せたがらない。

僕たちは一旦 目的地を水戸に変えて

少しでも可能性を上げることにした。

するとすぐに水戸市内に用があるという

男性がこころよく僕たちを乗せてくれた。

彼の話によると高速にくくるよりも、

一度 車通りの多い一般道に降りたほうが良いとのこと。

東北方面の地理などさっぱり分からない僕たちは

大人しく彼の指示に従い、

水戸市内の巨大な駐車場にあるコンビニで降りた。

後にこの判断が大きな誤算を招くことに

この時はまだ気づいてはいなかった。

こうして水戸に降り立った僕たちは、

簡単な腹ごしらえをした後、

ヒッチハイクを再開した。

友人が仙台ナンバーのトラックを

見つけたと言うので、ついていくと

なんとそのドライバーさんは

仙台まで乗せてくれるとのこと。

「勝った」

高速を降りてしまったことに

不安を感じていた僕らは

思わぬ幸運に歓喜した。

ドライバーさんによると、

一般道で行くため5時間ほどかかるとのこと。

朝早くからヒッチハイクを始め、

限界を迎えつつあった僕は

いくつか会話を交わした後、

すぐに眠ってしまった。

「バーン!!」

ものすごい衝撃が僕たちの乗るトラックに走った。

すぐに目覚め、辺りを見渡すと、

目の前の車の後部が完全につぶれ、

車内からは赤ちゃんの泣き声がした。

「ヤバい」

被害者側のドライバーと

僕たちのドライバーの間で口論が始まり、

すぐに警察が駆けつけ、

現場はカオスの渦に飲み込まれた。

僕ももちろん目撃者として事情聴取を受けたが、

僕の格好のせいか

完全に僕が悪事を働いて、

事情聴取を受けているような絵になってしまった。

幸いなことにどちらの側にも

けがはなかったようだが、

僕たちのドライバーさんは

事故の説明責任があるため、

あえなく僕たちのヒッチハイクは

終了した。

時刻は18:00

辺りは真っ暗で、

ヒッチハイクをするにはあまりにも厳しい。

僕たちは電車でくりこま高原を目指そうと路線検索をした。

すると驚くことに一番早く着くのは

現在地から上野駅に戻り、

新幹線に乗るという

これまでのヒッチハイクを

全否定するような恐ろしいルートだった。https://yahoo.jp/KQiUWT

(当初は仙台集合だった。)

現地ではすでに別の友人たちが待っている。

できるだけ早く着かなければならない。

ただ僕たちはこれまでの

ヒッチハイクストーリーを

なかったことのようにしたくはない。

僕たちは迷わず2番目に早いルートを使って

くりこま高原を目指した。

そして23:00 出発から15時間。

やっとのことで僕たちはくりこま高原にたどり着いた。

駅前で待っていた友人を見た瞬間に

今日の苦難が全て報われた気がした。

やはりヒッチハイクは何が起こるか分からない。

だからこそヒッチハイクはやめられないんだ。

ヒッチハイク×クリスマスツリー その1

クリスマスにくりこま高原に行こう」

僕たちの旅はこの親父ギャグ界からですら

戦力外通告を受けそうなくだらない

ジョークから始まった。

くりこま高原は遠い。

東京から新幹線でも2時間30分はかかる。

皆さんも薄々察してはいるかもしれないが、

僕は最近コスプレにお金を使いすぎていて、

東京から新幹線に乗る金などない。

そこで僕は友人とともにヒッチハイクをして、

移動費を浮かせ、

別の友人たちと

どちらが先に目的地につけるか競争することにした。

そして迎えた当日はクリスマスイブ。

僕はコスプレをしてドライバーたちの目をひくため、

クリスマスツリーのコスプレをした。

この格好をして海老名SAでヒッチハイクをしていると、

僕のコスプレを見て笑っていたマダム3人組が

早速「乗せようか?」と声をかけてくれた。

作戦大成功!

前回ヒッチハイクをした時は

最初の1台に乗せて頂くのに

2時間ほどかかっていたので、https://dobunezumidesu.hatenablog.com/entry/2018/11/03/082242

今回は早いタイミングで乗せて頂くことに成功し、

改めてコスプレの力を痛感した。

しかもマダム達はとても良い人たちで、

僕たちのことを気づかって、

お茶やパンをくれたり、

車内でさまざまな話をふってくれたので、

和やかなムードで過ごすことができた。

ありがとうございました。

彼女たちは千葉方面に用があったそうなので、

用賀PAで下ろして頂き、ヒッチハイクを再開。

しかし狭い。これは本当にPAと言えるのか?

文句を言っても仕方がないので、

とりあえずヒッチハイクをすることに。

すると数分後友人が乗せて頂ける車を見つけたらしく、

すぐに駆けつけると、

強面のドライバーが急に車から銃を取り出した。

「ヒッチハイクなんて甘えたマネしてんじゃやねぇ!」

と一瞬ぶっ殺されるのかと思ったが、

どうやら趣味のサバゲー道具の様子。

某有名ホテルで宝石店の社長をやっているという彼は、

「用賀PAじゃなかなか車が止まらないから」

と言って彼の職場近くの車通りが

多いところまで乗せてくれた。

優しい配慮ありがとうございます。

そしてさらに驚きだったのは

なんと彼は別れ際、

「旅費の足しにしな」と言って、

僕たちに1万円を渡してくれたのだ

神か。

彼の器の大きさはすさまじい。

僕もいつか1万円をさっと渡せる大人になりたい。

こうして資金を手にした僕たちは、

あっさりと一度ヒッチハイクを諦め、

常磐道の入り口である守谷SAに向かった。

「守谷まで行けばあとは余裕だろう。

お金も頂いたし、後でみんなの食事代でも持ってやろう」

僕たちはこの時そんな甘い展望を抱いていた。

しかし現実はそんなに甘くはなかった。

後半に続く

ゴミ箱は宝箱

ゴミ箱をあさる。

この行為は一般的に卑しいとされ、

ゴミ箱をあさっている者には

激しい軽蔑の視線が与えられる。

中でもカラスのゴミ箱を荒らし散らす行為は

都市部のなかで問題となっている。

僕はここに大きな疑問を抱いた。

ゴミ箱に入っているものは、

誰かにとってはゴミであるかもしれないが、

また別の誰かにとっては宝物なのではないか?

例えば 人間にとってはただの生ゴミでも、

カラスにとっては生ゴミは貴重なエサである。

単にゴミ箱入っている物をゴミ(不要物)と

決めつけるのは視野が狭いのではないか?

少し視点を変えれば

必ずゴミ箱にも宝物がある。

そう確信した僕は

ゴミ箱から宝物を見つける天才であるカラスになった。11/23

「これでゴミ箱は宝箱だ。」

早速キャンパス内のゴミ箱を片っ端から

探ってみた。

しかし一向に宝物は見当たらない。

というよりもまずカラスマスクの視界が狭すぎて、

何があるのかも分からない。

カラスになることで、

ゴミ箱の中身を宝物として捉える視野の広さを手に入れたが、

物理的な視界の広さを失ってしまい、

宝物を手に入れることに失敗した。

ゴミ箱から宝物を手に入れるのは難しい。

江戸時代にはゴミ箱という概念はなく、

ある時に不要になった物は、また別の時に再利用していたという。

彼らは人間としての広視界を保ったまま、

カラスのゴミ箱から宝物を見つける広い視野も持っていたのである。

もはやカラス人間と言っても過言ではないだろう。

大量生産・大量消費の風潮の中で、近年 大量のゴミが大きな問題となっている。

今こそ江戸時代のカラス人間たちが持っていた

ゴミを宝物として捉える広い視野が必要だと僕は思う。

強さが全て

力士へのリスペクトは半端ない。

世間では力士のことを敬意をこめて、

お相撲さんと呼ぶ。

冷静に考えるとこれはすごいことだと

僕は思う。

力士と同じアスリートである

プロ野球選手やプロサッカー選手のことを、

敬意をこめて、お野球さん おサッカーさんと呼ぶ奴はいない。

つまり アスリートの中で常に「さん」づけされるほど

リスペクトされているのは力士だけなのだ。

電車内では目の前に座った人から逃げられ、

キャンパス内では常に笑いと軽蔑の的となるなど

全くリスペクトされる気配のない僕は

世間から尊敬を集める力士の格好をして

リスペクトをかき集めようと考え、

虎視眈々と力士になるタイミングを待っていた。

そしてついにその瞬間がやってきた。

12月20日

この日は日本で初めて2mと200kgを同時に越えた

名力士 出羽ヶ嶽文治郎の誕生日である

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%87%BA%E7%BE%BD%E3%83%B6%E5%B6%BD%E6%96%87%E6%B2%BB%E9%83%8E

彼は 「ぶんちゃん」の愛称で世間から、

とても慕われていたという。

保育園時代以来14年ぶりに「りくちゃん」と

呼ばれる可能性にワクワクした僕は

「ぶんちゃん」の人気にあやかることにした。

こうして12月20日 僕は力士への転身を決めた。

しかし待っていたのは過酷な現実だった。

力士の基本であるすり足で移動しても、

キャンパス内でパンチバックを置き、

けいこをしても、

みんな僕に敬意を示すことはなく、

お相撲さんが大好きなはずの小さな子供たちですら

「でぶっちょ」という辛辣な言葉をかけた。

なぜ僕には敬意を示す者がいないのか、

僕はもう一度出羽ヶ嶽文治郎のwikiを見て、

彼の人気の秘訣を探ろうとした。

すると彼も人気があったのは、

強かった時代だけで、

弱くなった晩年は哀れみや嘲笑を受けていたとそうだ。

つまり力士=リスペクトされるのではなく、

強い力士がリスペクトされるのである。

この点でいえば、

僕のような見せかけの力士がリスペクトされるはずがない。

本当にリスペクトされたいのであれば、

過酷な鍛練に耐え、圧倒的な肉体と強さを

兼ね備えた力士にならなければならないのである。

改めてこの世界における「強さ」の重要性を

深く感じた力士転身企画であった。

ラッキーカラーを信じようぜ

ラッキーカラー

僕は確信している。

こいつを信じてる奴は世界に一人もいないと。

理由は簡単だ。

ラッキーカラーは毎日一色なはずなのに、

服装を毎日ラッキーカラーの

一色で固めている奴がいないからだ。

本当にラッキーになりたいなら、

ラッキーカラーに染まらなきゃ

ラッキーになれないだろ。

ラッキーカラーを信じてる者がいないということは

宝くじのキャリーオーバーように

今 ラッキーカラーを信じれば、

これまでラッキーカラーが貯めてきた運を

全て手に入れることができるのではないか?

12月18日のラッキーカラーは青紫色https://luckycolor7.web.fc2.com/12lc/18lc.html

僕は真のラッキーボーイになるために、

全身を青に染めた。

正直怖かった。

ラッキーカラーという概念が登場して以来

たまり続けていた運が解放されるのだ。

僕の🏘️から石油が出たり、

急に全世界の領土が日本のものとなるぐらいの

天変地異級の幸運がやってくるのではないか。

ただ現実は厳しかった。

天変地異級の幸運はおろか、

日常級の幸運も起きず、

むしろ 高田馬場駅のロータリーで

鍋をしていると警察を呼ばれたり、

同じくロータリーでアル中に

胸ぐらを捕まれ乱闘に巻き込まれ

といった不運が次々と訪れた。

しかし 12月18日がつまらなかったかと

言われれば間違いなくNOだ。

鍋はとても盛り上がったし、

アル中との乱闘も楽しかった。

僕はこれまで不運=つまらないと考えていた。

不運は考えようによってはとても楽しいネタになるし、

世間では基本的に

幸運=楽しいという価値観が

広がっていることを考えると、

幸運=楽しい=不運 

不運=幸運という衝撃の図式が成り立つ。

僕がこの図式を見て感じたのは

この世界には元々幸運も不運も存在しないのではないか?

考え方次第で幸運も不運になるし、

不運も幸運になる。

結局 運は個人の考え方次第だし、

考え方次第ではラッキーカラーの

幸運率を100%にもできる。

僕はラッキーカラーの幸運率は100%だとは思わないが、

ラッキーカラーを信じれば、

少なくとも楽しい生活は送れると感じた。

だからみんなもっとラッキーカラーを信じようぜ。 /p>

一発屋はすごい

「一発屋」

どうも世間ではこの言葉が

すごく否定的な意味で使われることが多いと僕は感じる。

確かにずっとずば抜けた結果を残し続ける人はすごい。

しかしこの世界の人間はたいてい

何の結果も残すことなく死んでいくことを考慮すれば、

一回でもずば抜けた結果を出した

「一発屋」もすごいのではないか?

世間に何の爪痕も残していない人間が

一度でもずば抜けた結果を残した人間を

バカにするのは間違っていると思う。

一発屋だってその一発を当てるために、

途方もない努力をしているのだ。

例えば10年前にハードゲイキャラで、

一世を風靡したレイザーラモンHGは、

裸で登場することが多いため、

週に5回の筋トレをして肉体を鍛え上げている。

経験者なら分かると思うが、

週5回の筋トレは想像以上に過酷だ。

それも彼の筋トレメニューは

プロのボディービルダーも舌を巻くほど過酷なのだ。

また 彼はハードゲイキャラを作るために

肉体だけでなく、実際に新宿二丁目のバーで

ボウイを勤め、本物のゲイに近づこうと奮闘していた。

彼が一発を当てた背景には

これほどまでの努力が隠されていたのだ。

そんな彼も12/18に43歳の誕生日を迎えた。

この世界で一発を当て、

今も奮闘を続ける彼を祝うために僕は

彼の原点であるレイザーラモンHGの格好をすることにした。

彼は近年このハードゲイキャラの封印を強いられている。

言い換えれば、彼の名セリフでもある「フォー」を

彼は叫べていないのだ。

常に叫び続けていた人間が

急に叫ぶなと言われた時のストレスは計り知れない。

僕は自分に彼の叫びを代弁する義務があるのではないかと感じたので、

至るところで叫んだ。

キャンパスの門、喫煙所、バイトの休憩室、

西早稲田駅、横浜駅、

そして講義中の教室。

もちろん教授は 「授業の邪魔をするな」

と怒った。

僕はすぐにその場で謝った。

そして授業後にももう一度謝った。

しかし教授が怒っていたのは、

単に授業を邪魔されただけではなかった。

教授はこう語った

「注意されたからってすぐに謝ってはいけない。     どうせなら最後までやりきれ。

HGのネタはセイセイセイで始まって

バッチ来いで終わるんだ。フォーだけじゃないんだ。」

僕ははっとした。

レイザーラモンHGが叫びたかったのはフォーだけではない。

彼が叫びたかったのは

自分の人生をかけたネタ全てだ。

僕は代弁者を気取っていながら、

大きな見落としをしていた。

彼の人生をかけた一発を代弁するからには、

社会の目など気にしている場合ではない。

僕もまた人生をかけなければならないのだ。

レイザーラモンHGの

強い思いを感じた1日だった。

セイセイセイ フォー!! バッチ来い