ホモビデオに出演した結果、自分の恐ろしい本質に気づかされた。

本ブログの読者の中にはお気づきの方もいるかもしれないが、

僕はいまお金がない。

毎日のコスプレ費、最近の旅行費、留学準備費用

と支出を挙げれば切りがない。



頼みの収入源サイゼリヤ西早稲田店はというと、

都内では最低レベルの時給1000円なので全く当てにならない。

昨年の6月には過去最高の50万円に達した

僕の口座残高もみるみるうちに減っていき、

今では10万円を下回る勢いだ。

このままでは留学に行く前に破産してしまう。

学生のうちから闇金に手を出す人生はまっぴらごめんだ。

何とかしてお金を稼ぎ出さなければならない。

しかし扶養の関係もあるため、

なかなか新しいバイトに手を出すのは難しい。

どうしようかと考えてたときに

ある考えが浮かんだ。

「ホモビデオに出ればいいんじゃないか」

僕は以前某元プロ野球選手

学生時代にホモビデオに出演し、

大量のお金を稼いでいたという

エピソードを聞いたことがある。

その選手のビデオは未だにネットユーザーから

高い評価を得て人々を笑顔にしている。

お金も貰えるだけでなく、

人々を笑顔にするエピソードも残すことができる。

こんな素晴らしい仕事は他に無いだろう。

僕は迷わずホモビデオに出演することに決めた。(僕はもちろんノンケです。)



ホモビデオ出演を決意した僕は

片っ端からホモビデオ会社にプロフィールを送った。

やる気を見せるために裸の自撮りも一緒に送った。

こうしてプロフィールを送ること数社。

ある会社からついに出演のオファーが届き、

僕の念願のホモビデオデビューが決まった。

出演料はなんと時給で換算すると

サイゼリヤ西早稲田店の10倍を越えていた。

僕は大喜びで友達に出演決定の報告をした。

すると彼らは大爆笑すると同時に、

「俺だったら絶対できない。」

「お前 体大丈夫なのか?」

と心配してきた。



確かに冷静に考えれば、

僕は筋金入りのノンケなので、

これまで男性としたことはない。

せいぜい酔った勢いでキスしたことがあるくらいだ。

もしかすると撮影中

気持ち悪さに襲われてしまうのではないか。

痔になって一生苦しむのではないか。

僕は急に激しい不安に襲われた。

とはいってもせっかく訪れた一攫千金のチャンス。

絶対にフイにするわけにはいかない。

僕は会社の指示通り

毎日お尻の開発をしながら撮影当日を待った。



そして迎えた当日。

僕はこれまで経験したことのないような

緊張感を覚えながら撮影場所へと向かった。

残念ながら動画の公開が

かなり先なので詳しい撮影内容を話すことはできない。

僕はこの撮影で今まで目を背けていた

自分の性に関する事実に気づいてしまった。



今回の撮影では相手役の男性との

さまざまなシチュエーションを撮られた。

中には自分の想像を越えるシーンもあった。

僕は撮影前

「撮影中気持ち悪いと思ってしまうのではないか」と心配していた。

しかし僕は撮影の間、

そういった感情を全く持つことはなかった。

同性との行為が「気持ち悪い」と感じるのは、

「そうした行為は異性と行われるべき」

という考えが頭の中に刷り込まれているから

だと思う。

「セックスは男と女でするもの」

という考えが強ければ強いほど、

男同士でのセックスに強い嫌悪感を覚えるのだろう。



僕はなぜ男同士という状況に

全く嫌悪感を抱かなかったのだろうか?

考えていくうちにある恐ろしい仮説にたどり着いてしまった。

「僕はセックスに興味がないのではないか」

男同士での行為に全く嫌悪感を抱かなかったのも

僕の脳がセックスに関して何の感情も抱いておらず、

体と体が触れあう行為

せいぜいハイタッチぐらいとでしか

捉えていないからではないか。

思えば僕はこれまで

人生で一度もセックスで抜いたことはない。

「じゃあ何で抜いてるの?」と聞きたくなるかもしれないが、

これだけは答えることができない。

決して犯罪に関わるようなことではないが、

僕はこの内容だけは

誰にも言わず墓場まで持っていくと決めている。

恐らく他の人からすると

「何でそれで抜けるの?」という内容だと思う。

僕もなぜ抜けるのか全くわからない。



一時期 他の人と同じようにアダルトビデオで

抜いてみようと思ったこともあったが、

肝心のセックスシーンに全く興奮しない。

好みの顔をした女優のビデオを観ても

結果は同じだった。

どんなに女優が喘いでも、

どんなに激しく動き回っても、

「頑張ってるなぁ」ぐらいで

何の感情もわかない。

女性器に刺さった男性器が前後に揺れているだけなのに、

なぜ興奮するのか僕からすると全く分からない。



本ブログでも何度か取りあげたが、

僕は何度か風俗に行ったことがある。

この事実だけを抜き出せば、

これまでの内容と矛盾するかもしれないが、

僕が風俗に行く理由はネタ作りのためだ。

なんだかんだ風俗の話はネタになる。

僕は話のネタに飢えている。

セックス自体に嫌悪感があるわけではないので、

ネタになると分かればすぐに向かうという訳だ。

実際これまでのソープ体験も、

なかなかイケず、

騎乗で無理やりイカセてもらった感じに近かった。

いずれにしてもセックスは

大きなコンテンツであることに間違いない。

男同士だと性関係の話は一番盛り上がるし、

男は誰しも女性と仲良くしてると

必ず周りからやったかどうかを聞かれるし、

やることを求められ、

できなかった奴はヘタレ扱いされる。

これまで僕もこうした風潮にゲイ合して

無理やり「自分はセックスしたいんだ」

と思い込むようにしていたが、

実際のところ

本当の自分は良くも悪くもセックスには興味はないのだろう。

今まで気づかないふりをしていた

自分の本質に気づかされた。

そんなホモビデオ出演だった。

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