ヒッチハイクにまつわるエトセトラ

大学生はとにもかくにもヒッチハイクしがちだ。

何か変わったことをしようとなったときにすぐヒッチハイクに頼る

僕もそんな学生の一人だ。

しかし長年僕はヒッチハイクに関して大きな疑問を抱いていた。

勉強でも仕事でも万物は簡単なことからやっていくものだ。

ヒッチハイクは違う。いきなり100kmや1000kmに挑戦する。

これはどこかおかしい。

いきなりこれだけの距離のヒッチハイクが簡単に成功してしまうのなら、

ヒッチハイクは万物の道理に反し物事ではなくなってしまう。

いやそんなはずはない。ヒッチハイクだって必ず順序を踏むべきはずだ。

ヒッチハイクだって物事なのだから。

そんなわけで今回ヒッチハイク童貞の僕は

西早稲田駅から早稲田大学までの750mヒッチハイクに挑戦することにした。

駅から大学まで直線道路であることを過信していた僕は

正直すぐに車を捕まえられると思っていた。

何ならすぐに捕まえて、

駅から歩くくぐらいならヒッチハイクしたほうがいい

とマウントをとるつもりだった。

しかし 捕まらない 思った以上に捕まらない。

たまに捕まったかと思うとそれはタクシー。

今回きみに用はない。

そして近づく3限開始時間…

今日は下半身を鍛えすぎてまともにあるくことができないので、

ヒッチハイクしなければ大学にたどり着くことはできない。

諦めて帰ろうとしたその時

目の前で一台の車が止まった。

こんなチャンスはない。

車の前で待ち伏せし話しかけた。

すると心よくOKをもらった。

僕はこの方に行き先を戸山公園と伝えた。

しかし彼は戸山公園の場所をよく知らない様子。

とりあえず真っ直ぐ行けば着くと伝えると、

戸惑いながらも車を走らせてくれた。

そして1分後目当ての戸山公園が見えたため、

止めてくれるように伝えた。

この発言はヒッチハイク=長距離移動の思考を持っていた彼と車を大きく揺らした。

運転中にドライバーの心を乱すようなことを言ってはいけないと

強く感じたヒッチハイク体験だった。

PS 乗せてくださってありがとうございました。



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