だからブログは難しい

僕は以前ブログで自分の思想を

強気な表現で書いていた。

「~常識を疑え~我慢することが大人なのか。」

赤ちゃん最強論」

当時はただ自由にものを言えない世の中に対して

自分のモヤモヤを

好きなように語っただけだったのだが、

こういった記事を書いて以降、

自分が記事の内容に反することをした時に

妙な罪悪感に襲われるようになった。

「あの時 あんなにブログで強気に語ったのに結局何も変わってないじゃないか。」

「互いの自己中を通し合う」なんて聞こえはいいが、

実際、一瞬手が出てしまえば、

一生を棒にふるう可能性があるこの世の中で、

わざわざ争いの種を作るような思想は

あまりにもハイリスクだし、

そもそも僕は人と争うことが嫌いだ。

しかしブログで「真正面から争い合う世の中」のことを

肯定してしまったせいで、

自分が悪くないのにも関わらず

争いを避けるために丸く収めようとした時に、

これまでではなかった

「結局 自分は口だけなのか」という自己嫌悪が僕を襲うようになった。

この例の他にも自分が怠惰な行動をとる度に、

「あの時 ブログであんなに前向きなことを言ったのに何をしているのだろう」

という今までにない感情を覚えることが多々あった。

ある意味ではブログを前向きな内容にすることで、

現実の自分がブログに追い付こうと前向きに

行動するという自己啓発的な意味合いも

持っているとも言えるのだが、

僕も1人の人間なので、

常に前向き 前向きだと持たないし、

たまには後ろ向きになりたいときだってある。

しかしブログの「僕」は常に強気で前向きな態度を貫いているので

後ろ向きな態度を許してくれない。

言うなれば、自由にものを言うために始めたブログが

現実世界の僕の自由を奪っていたのだ。

前の記事でブログの面白さを書いた後なのに

何とも二枚舌な発言ではあるが、

ブログの良くない側面の一つとして、

強気なことを語りすぎると、

ブログの中の「僕」が大きくなりすぎて、

現実の僕がついていけなくなってしまうことが挙げられると思う。

とにもかくにもブログの中で強気なことを

言うのは一時の憂さ晴らしにしかならない。

好きで始めたブログを嫌な気分で止めるのは

もちろん悲しい。

だから僕のブログはあくまでも毒にも薬にもならないような

下らないネタが中心になるのがベストなのではないかと思う。

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