更正への道

半年ほど前、僕は酒に溺れていた。

昼から友人と授業を休んでは

戸山公園やサイゼリヤで酒盛りをしていた。

当時は酒に酔っていれば何でも許されると思って、

酒の勢いに頼り大学の植え込みを蹴散らしたり、

もらったビラを目の前で捨てたりといった

悪事を働いていた。



これらの迷惑行為は

僕の脳内裁判所で有罪判決がなされ、

判決内容の決定が待たれていた。

そして先日ついに判決が確定した。

判決は執行猶予100年以内の死刑

信じられなかった。

酒に溺れることがどれだけ重罪であるか

改めて実感した。

執行猶予は100年以内。

これは今後の行い次第で変動するそうだ。

僕は2度と酒に溺れないことを誓うとともに、

少しでもこの猶予を伸ばし、

2度と僕のような人間が現れないようにするために、

酒を根絶する運動を行うことになった。



幸いなことに僕は現在禁酒会の代表を務め

酒の虚構性を広める活動をしている。

そしてちょうどここ一週間の間は、

禁酒会でアルハラ防止ステッカーを配布している。https://twitter.com/sakenitayoruna/status/1082116121833009152?s=19

僕は半年前の罪を償うために、

このステッカー配布を

更正の一歩とすることにした。

酒に溺れた過去を忘れてはいけない。

犯罪者は犯罪者らしい格好をしなければならない。

この格好でステッカーを配っても

誰ももらわないのではないかと恐れていたが、

みな気にせずステッカーを受け取り、

中には 「犯罪者だ」と言って喜んでステッカーを受け取る者もいた。

一度罪をおかした者に対して

暖かい反応をくれる。

この世界もまだまだ捨てたもんじゃない。

この反応を無にしてはいけない。

僕は2度と酒に溺れない。



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