僕は今日グールになった。
新年の誓いとして
新しい自分になりたいと願ったからかもしれない。
こんな形で願いが叶うとは驚いた。
しかし今日グールになったことで
見えてきたことがあった。
東京喰種
東京を舞台にし、
人の姿をして人を食べるグールと人間との戦いを描いた
この種の漫画はしばしば人間VS怪物の構図が
出来上がり、
読者も人間側に肩入れすることになる場合が多いが、
東京グールはグール側にも焦点を当て、
全てのグールが人間に危害を加える存在ではなく、
中には人間界に利益を与えるグールもいるということを見せて
読者が一概にグール=悪
と決めつけることができないようになっている。
東京グールではそういったグールの多様性に気づかず、
人間側は一方的にグール=悪というレッテルを貼り
強引な捜査を行い、
グールの人間に対する憎悪をさらに深めていく。
僕はこのグールと人間の関係性が
実生活にもあてはまると感じた。
一度も会ったことない人に対して、
他人からの話だけで
その人に対して根拠のないレッテルを貼る。
そんなもん会ってみなきゃわかんねーだろ。
会う前から勝手にイメージを作り上げて、
違ったら失望するってわがまま過ぎませんか?
僕もこんな偉そうなことを言っているが、
しばしば見た目やエピソードを
人の判断材料に入れてしまうことがある。
でもそれは本当に良くないことだと思う。
人が人に抱く印象なんて
違ってていいと思うし、
実際関わった経験だけで
印象ができれば人それぞれ違う印象が出来上がるはずである。
人から聞いたエピソードを頼りにして印象を作り上げてしまうと、
みんなが同じ印象を抱いてしまい、
その人にとって大きなプレッシャーになる。
例 AさんにみんながAさんは良い人という同じ印象を持つと、
Aさんは常に良い人として振る舞わなければならなくなる。
このように他人に安易にレッテルを貼ることは
人を苦しめる良くない行為である。
僕もこれから気をつけていかないといけない。
以上グールになって分かったことでした。