先日 早稲田大学の学部事務所からこんなメールが届いた。

呼び出し。
どうやら先日僕たちが大学内で許可無くプールをしたことが原因のようだった。

僕の呼び出しに先立って一緒にプールを企画を行った教育学部のこんりんの呼び出しが昨日行われた。
彼の語った呼び出し内容は衝撃的だった。
彼の話によると呼び出しは彼と教育学部の教務主任、書記の3人で行われたそうだ。
こんりんはまず教務主任に今回のプール企画が早稲田から1トン増やす会の活動の一環であることを説明し、プール企画に至るまでの活動を説明した。
すると教務主任はこう語ったそうだ。
「くだらない」「お前らの活動は無意味だ」
ちゃんこの炊き出しも武蔵野アブラ學会とのコラボもそして今回のプール企画も
教務主任は僕らの活動を全て「無意味、くだらない」ものとして切り捨てたのだ。
早稲田大学のホームページにはこんな言葉が記載されている。
学生の活動を否定しておいて
なにが多様性重視だ なにが個性の尊重だ。
今回の問題の争点は僕たちが許可をとらずにプールを行ったことであって、企画内容そのものを否定される筋合いはどこにもないはずだ。
もし仮に僕たちがプールの際に道行く人を片っ端からプールに突き飛ばしたりといった他人へ迷惑をかける行為や法に触れる行為を行っていたならまだしも、
僕たちは今回そのような行動はしていない。
確かに今回は大学に許可を取らなかった点は僕たちの落ち度であり、反省すべき点である。
しかし僕たちはこれまで「他人に迷惑をかけない」という理念のもと活動を行ってきた。
実際に今回の一連の企画において僕たちの活動が社会に大きな損害を与えているなどといった主張はない。
にもかかわらず、教務主任は僕たちの活動を「無意味でくだらない」と完全に否定した。
僕は早稲田から1トン増やす会を立ち上げてからの2週間本当に楽しかった。
どんな企画がおもしろいか友達と話し合ったり、実際に企画に集まってくれた人たちが笑っているのを見たりする時間は本当に楽しい瞬間だったし、
自分の好きなことは「人を楽しませること」だということを改めて確認した2週間でもあった。
そんな僕たちが充実した時間を過ごした2週間のどこが「無意味でくだらない」というのか。
さらに教務主任はこんりんにこんな言葉もかけたという
「こんなくだらないことをしてないでもっと大学生らしく行動しなさい」
大学生らしさってなんなんだよ。
僕はいま「人に迷惑をかけない」といった最低限のルールのもと、自分が「楽しい」と思ったことをしている。
大学内で「楽しい」と思ったことをやって学生生活を送っている学生のどこが大学生らしくないというのか。
学生の楽しみを否定して大学生らしさを奪っているのは誰なのか。
自分たちの価値観で勝手に学生の活動を「無意味」と否定するのが早稲田大学が伝統と主張する「個性の尊重」なのか。
大学職員たちの凝り固まった価値観でしか学生の行動を判断できないなら「多様性重視」 だとか「個性の尊重」だなんて言葉を掲げるのはやめろ。
とにかく僕は今回の教育学部の教務主任の対応には深く失望した。
1週間後には文学部の教務主任からの僕への呼び出しが行われる。
今回と同じような対応が文学部で行われないことを心から願っている