「企画」カテゴリーアーカイブ

本当に意味不明な奴でありたいか?

僕は中学生の時にある決意をしていた。

「20歳になる前に童貞を卒業できなかったら、

10代最後の日に風俗に行こう」と 

当時 僕は「5年もあるんだから、いつかそういう時は必ずそういうときが来るだろう」

と童貞特有の楽観視をしていた。

しかし現実は甘くなかった。

僕は童貞卒業はおろか

彼女すらできないまま、

10代最後の日を迎えた。

僕は迷うことなく中学時代の決意に従って、

日本一の風俗街で童貞とプライドを捨てた。

僕の初めての風俗体験だった。

それ以来僕は様々な風俗へ行った。

ピンサロ デリヘル

ソープ サウナ

どこも非日常的で刺激に満ちた体験をすることができたが、

行った後はいつも 「何かを大切なものを失ってしまったのではないか」

という疑念からくる猛烈な虚無感に襲われていた。

そして僕は徐々に風俗へ行く意味を見出だせなくなってしまい、

台湾研修が始まってからは風俗に行くのをやめ、

健全な夜を過ごしていた。

そんなエピソードに乏しい研修生活も

中盤を迎えたある日、

同じ研修に参加している後輩たちが

「先輩! クラブ行きませんか?」と

若さと活力に満ちた雰囲気で誘ってきた。

彼らとはホモビデオに出た話と

サウナに行った話ですぐに意気投合していた。

彼らは普段からクラブに通い、

自分でイベントを開いているというなかなかの強者だ。

前述の通り僕は台北での人生最悪の

風俗体験以降すっかり意気消沈して、

あらゆる欲を失い「無」への道を突き進んでいたため、

当初は全く乗り気ではなかった。

しかし 彼らの「かわいい子と関わりたい」という

暴力的なまでに純粋で無垢な姿勢が

僕の消沈した気分を奮い立たせた。

僕は彼らと共にクラブに行くことに決めた。

そして迎えた当日。

僕らは門限の23:00に宿舎を出て、

これまで一度使ったことのなかったタクシーに乗り、

風俗恒例の妙な緊張感に包まれながら

目的地に向かった。

目的地の周辺には風俗街特有の

欲望と金にまみれた異様な雰囲気が漂っていた。

僕はこれから待ち構える未知の世界に

強い恐怖を感じながらも

この恐怖心を隠すために

必死になって後輩たちに話しかけていた。

そしてパスポートの提示と

所持金の1/2にあたる1000元(4000円)の支払いという

重々しい儀式を通過した後、

僕はついに異空間に足を踏み入れた。

そこには異空間という名にふさわしい

カオスが広がっていた。

何の曲なのかもわからないほどの大音量の音楽、

その音楽に合わせて手を振り、腰を振り

意味不明なダンスに興じる国籍不詳の男女。

意味不明な奴らが意味不明な音楽に

意味不明な振り付けで踊っていた。

この空間には意味不明を極めし者達が

己の意味不明度を競いあう「意味不明王決定戦」を行っていると

僕は感じた。

僕のブログのタイトルは「意味不明な奴でありたい」だ。

意味不明を極めようとしている者の一人として、

僕は決してこの意味不明者達に負けてはいけない。

僕は意を決して一番盛り上がっていた

DJ前のブースに乗り込んだ。

するとすぐに意味不明で国籍不明な外人が

意味不明なノリで絡んで来た。

この意味不明者達のノリについていけなければ、

意味不明を極めし者になることはできない。

僕はその場の勢いを利用して、

すぐにこの意味不明界隈に加入することにした。

そしてしばらく意味不明な外人達と共に肩を組んで踊っていた。

すると一人の意味不明なほど肥大化した

肉体を持った白人女性が、

僕をダンスに誘ってきた。

「チャンスだ」

この場にいる意味不明者達はみんな

美男美女を求めて踊っている。

ここで僕がこの醜い白人と踊ることで、

この「意味不明王決定戦」の中で一歩リードできるのではないか。

僕は迷わずこの醜い白人の誘いに乗った。

そして互いのお尻をつきあわせるという

意味不明なダンスをした後、

密着系のダンスをして、

そのまま無駄にアチスなキスをした。

出会ってわずか数十秒の出来事だった。

「勝った」

いくら世界中の意味不明者が集まるクラブでさえ、

こんな醜い白人とキスをする

意味不明な男は僕ぐらいしかいないだろう。

僕はキスをした瞬間

この「意味不明王決定戦」の勝利を確信し、

心のなかで高らかとガッツポーズをした。

しかしその高揚感は長くは続かなかった。

キスを終え、白人と離れてすぐ

僕に襲ってきたのは

自らの道徳心に背いたことから来るのであろう

猛烈な虚無感だった。

「なぜくだらないプライドのためにあんな醜い白人とキスしてしまったのだろう。」

僕は大切な何かを失ってしまったように感じた。

僕はこれまで「意味不明な奴でありたい」

というポリシーのもと活動してきた。

しかし意味不明な行動をとった後に

このような虚無感を感じるということは

本当の僕は意味不明な奴ではなく、

ただ普通な意味有明な奴なのかもしれない。

自分の人間性を深く考察させられる。

そんな台湾クラブ体験だった。

台湾の風俗に挑戦したら人生最低の夜になった話

僕は先日 台湾の代表的風俗店のひとつ金年華三温暖に行った。

というのも その日の午前中に行った陽明山

ガッカリスポット過ぎて、

テンションが下がってしまい、

埋め合わせをするために

風俗に行こうということになったのだ。

沖縄の時もそうだったが、

僕たちはつまらないことがあると

すぐに風俗に行って埋め合わせそうとする。

#困ったときは風俗へ

僕たちも自らのコンテンツ力を高め、

この風俗依存の風潮を、

いづれ改善したいと思っているが、

風俗のコンテンツ力は高すぎる。

まだまだ風俗の壁は高い。

#風俗に勝ちたい

何はともあれ 僕たちは研修前 最後の夜を

最高の形で終えるため風俗へ向かった。

風俗へ行くまでの過程は

代表作 「池袋西口でAV女優とヤれるという詐欺に引っかかり12万円ぼったくられた話」が

1万PVの大ヒットを記録し、その後も

沖縄最安デリヘルの実態を赤裸々に描写した「人妻パラダイス」や

台湾での男性からの痴漢体験を

事細かに語った「台湾のバスで巨漢の男にチンポをしごかれた話」といった人気作を連発し、

長きに渡り風俗ブログ界の王として君臨する

超一流風俗ブロガーしゃおじょんが魂を込めて語っているので、

是非こちらを見て頂きたい。https://dobunezumidesu.hatenablog.com/entry/2019/03/01/194102

僕は日本で何度か風俗店に行ったことがある。

しかし今回は 台湾の風俗店がチェンジ(来た女の子を別の子と交換すること)が

無料なことを知っていたため、 

来た女の子を全員チェンジして

台湾の風俗店の女の子はどのような感じなのか

見てみようと思っていた。

しゃおじょんのブログにあった通り、

入浴→休憩→おばさんから声をかけられる

という順で部屋に案内されると、

そこは「全員チェンジする」

という僕のひねくれた決意を嘲笑うかのように

二つのベッドの間に

おぼろげなライトが一つ置かれ

妖艶な雰囲気を醸し出していた。

ここで僕に一つの考えが生まれた。

「全員チェンジする」と決意したにも関わらず、

あっさりと欲求に負けるという展開はわりと面白いのではないか。

こうしてせっかくの決意が揺らぎ始めていると、

「コン コン」とやけに高いノックの音がして

一人の女性が僕の部屋に入ってきた。

「チェンジ」

僕は彼女の顔が見えた瞬間すぐに、

心の中で絶叫した。

顔は東南アジア系で明らかに台湾人ではなく、

年齢も明らかに40を越えていた。

しかし僕の決死の叫びは

儚くも彼女の元へは届かず、

彼女は黙々と準備を始めようとしていた。

元々僕は様々な問題を抱えながらも、

生活をしていくために強い覚悟を決め、

こうした店で働く彼女たちに「チェンジ」

という冷たい言葉をかける勇気などない。

もう諦めてこの女性に身を委ねようかと思ったその時

大切な情報を思い出した。

「スペシャルマッサージは15000円」

僕の今回の研修予算は50000円だ。

到着後2日間で15000円を使ってしまったので、

もしこのスペシャルマッサージを受けると、

残り20000円で3週間を過ごさなければならない。

このどこの国から来たかも分からないババアが

悲しむ姿を見たくないからといって、

僕の研修を棒に振る訳にはいかない。

僕は準備を終え、「脱いで」と急かしてくるババアに

勇気を振り絞って 「チェンジ」と叫んだ。

「言えた」と安堵したのもつかの間、

ババアは予想通り肩を落とし、

露骨にガッカリした様子で、

僕の部屋からとぼとぼと出ていった。

その後も数回チェンジをしたが、 

何度チェンジしても初回と同じような

東南アジア系のババアが登場し、

「チェンジ」と言う度に

これまた同じく露骨にガッカリした様子で帰っていった。

決意が揺らぐという展開は

全く起きる気配はなかった。

僕はただ楽しい夜を過ごしたかっただけなのに、

なぜこんなにも人がガッカリする様子を

見せられなきゃならないのか。

ババアの悲しむ姿なんか見てもただただ不快でしかない。

僕は結局 店の女性を全員見る前に、

そそくさと退散した。

こうして消化不良のまま休憩所に戻ると

絶世の美女に出会ったというしゃおじょんが

極度に興奮した様子で自らの体験を語っていた。

一通り語り終わると彼は

「お前はどうだった?」と聞いてきた。

先ほどの体験を簡潔に語ると、

舞い上がりに舞い上がりを重ねたしゃおじょんが

「ダッセー 俺だったら全員チェンジしてるから」と驕り高ぶった様子で煽ってきた。

ただでさえババアのガッカリ顔を見続け、

不快を極めているのに、

追い討ちをかけるような

絶好調しゃおじょんの煽り。

間違いなく人生最低の夜だった。

これまでの風俗依存のツケが

回ってきた形だ。

今回良い思いをしたしゃおじょんは

まだまだ風俗依存をやめることはないだろう。

僕にとってついに風俗依存を終える時が

来たのかもしれない。

第一 僕は性行為に全く興味がない。

そんな奴が風俗の話をしても、

性行為に命をかけてる奴の話には勝てない。

今後の方向性を見つめ直す。

そんな台湾風俗体験だった。


小樽オススメスポットBEST5

沖縄の次は北海道に行こう!」

そんな軽いノリで僕たちは先日北海道に行って来ました😁😁

冬の北海道はかなり寒かった⛄ですが、

美味しいご飯と素敵な宿にありつけてとても幸せな旅行になりました~😃💕

そこで今回は旅行のメインだった小樽を中心に

僕のオススメスポットをランキングにしたいと思いまーす✌️

5位 小樽運河

小樽といえばやっぱりここですよね。

今回は夜に行ったのですが、

運河がライトアップ✨されていてとてもきれいでした(^^)

ちなみに僕の友人はマイナス6度の中、

裸になっていました笑



4位 ポセイ丼

こちらも超有名店です😁😁😁

北海道新聞社の 「これ食べたい大賞」を

2年連続で受賞しているそうです💯💯💯

http://www.otaru-poseidon.jp/

その特徴は何といっても安さ💴✨👛

この海鮮丼がなんと

500円 

他のお店の海鮮丼がほとんど

1000円オーバーだったことを考えると破格です。

僕はあまりの安さにびっくりして

ついついおかわりしてしまいました笑



3位 ゲストハウス Little Barrel

こちらは僕たちが今回止まった宿です🏨🏨🏨https://www.littlebarrel.site/

この広さでなんと1泊

2500円

(写真汚くてごめんなさい🙏🙏)

無料で朝食☕🍞もついて、

コンビニ🏪からも徒歩3分

ゲストハウスとは思えないくらい

最高の宿でした🎵🎵🎵。

皆さんも小樽に来たときはぜひ利用してみてください☺️



2位 浅草橋ビアホール

こちら小樽運河の近くにある食べ放題のお店です🍴。https://s.tabelog.com/hokkaido/A0106/A010601/1003680/top_amp/

昭和を感じさせるレトロな雰囲気がとても良かったです🙆🙆。 

中でもカニ好きの僕にとって🦀

カニ🦀の食べ放題は最高でした💯。

食べ放題🍴🆓✨なのでお腹いっぱい食べたい人にはオススメです(^^)

さてここまで小樽のオススメスポット

5位~2位を紹介しました。

栄えある第一位は…

なんと…




北海道札幌市手稲区星置南 北5条手稲通付近

http://指定した地点 〒006-0050 北海道札幌市手稲区星置南 北5条手稲通付近 https://maps.app.goo.gl/WPUxv

 1年ぶりの運転。

道路は凍り完全にスケートリンク。

そんなことも気にせず、

直線道路をかっ飛ばす。

急にハンドルを取られる。

建て直そうとしても全く車は言うことを聞かない。

そのまま車は左端から中央分離帯に激突。

幸いなことに人も車も無傷

もし隣に車が走っていたら

このブログは二度と更新されていなかったかもしれないという

他を寄せ付けない圧倒的なスリル。

文句なしの一位。

雪道でスピード出すことがどれだけ危険か思い知った。



人妻パラダイス

前回の記事からお気づきの方もいると思うが、

僕は今日の朝まで沖縄に行っていた。

全ての始まりは水曜日だった。



禁酒会としての誓いを破り

しゃおじょんらと昔のように

サイゼリヤ西早稲田店のまずいワインを飲み

詭弁を放ちあっていると、

「東京は寒過ぎる。温かい所に行こう。」

という流れが出来上がった。

しかし今週は大学のテスト期間。

当然みな課題がたまっている。

来週にしようという案も出た。

だが僕らはここである真理を見出だしてしまった。

「単位は再履修できる。沖縄は再履修できない。」

要は大学の講義は何回でも受け直すことができるが、

今日この瞬間に偶然現れた

「寒いから沖縄に行こう」というノリで

沖縄に行けるのは1度だけだ。

もう迷いはない。

善は急げ。

すぐさま僕らは翌日の沖縄行きのチケットを取った。

「今回は沖縄に行くことが目的。行ってからどうでもいい。」

沖縄に行く前はこんな感じで、宿もとらず、

行ってからのことは全く考えていなかったが、

いざ沖縄にたどり着くと欲が出て、

なんだかんだで沖縄を満喫していた。



そして最終日 禁酒会をやめ飲酒に目覚め、

飲めもしない泡盛をちびちび飲んでいると、

しゃおじょんがこんなことを言い出した。

「沖縄といったら風俗だろ。おい お前ら   風俗行くぞ。」

彼は過去に散々風俗で痛い目にあっているにもかかわらず、

全く懲りることなく風俗に行きたがるのだ。

酔った時の彼は本当に恐ろしい。

https://dobunezumidesu.hatenablog.com/entry/2018/09/19/013854

風俗はとても高い。

いっそのこともう一度ぼったくられて

新しいネタを作るというのも考えたが、

さすがにもうそんな金の余裕はない。

とはいえしゃおじょんの性欲をこのままとどめておくと、

何が起こるか分からない。

それに僕も半年前に股間にカビが生えて以来、

そういった店には行っていなかったので、

久しぶりに行きたいという気持ちもあった。

こうして僕らは途中に見つけた

「スーパーハブアタック」という精力剤をまで飲み万全の体勢で

 那覇の一番安いデリヘル

庶民派デリヘル人妻パラダイスに行くことにした。

指定されたホテルに向かう途中、

僕らはいつものように出勤している嬢を調べた。

そこには戦慄の現実が待ち構えていた。。

何と出勤している嬢はことごとく40歳オーバー。

それも詐欺が当然の宣材写真ですら

全く騙せていなかった。

もちろん僕らは指名なしのフリー。

「いったいどんな方が来るのか?」

僕らはこれまでとは全く別の意味での緊張を感じながら、

指定されたホテルにたどり着いた。

実際そこで待った時間はたったの数分だったかもしれない。

しかしその時だけは

途中で止まったAVがもう一度再生されるのを待つような

永久的な時間の流れを感じた。



やがて店から電話がかかり、

僕はホテル内に入った。

そこには1人の女性が待ち構えていた。

僕は彼女を見た瞬間にこう思った。

「いとこの叔母さん。」

明らかに40歳を越えており、

顔には深いシワが刻まれ、腹はたるみ、

そして何より脱ぐと、

まるでサーターアンダギーのような

巨大な乳房が虚ろげにこちらを覗いていた。

僕はとても不思議な感覚に襲われた。

僕の周りは明らかに現実とはかけ離れた

官能的な空間であったにも関わらず、

僕の隣にいるのはなぜか叔母さんなのだ。

僕はこの不可思議な空間に困惑しつつ、

叔母さんに言われるがままベッドに転がされ、

一通りの施しを受けることとなった。

「この違和感の正体に気づくまでは決して欲に溺れてはいけない。」

僕は施しの間、ずっとこの不思議な空間の正体を考えていた。

そして一つの結論にたどり着いた。

これは「近親相姦的空間だ。」

中世オーストリアのハプスブルク家は

何度も近親相姦を繰り返したとされている。

彼らは命の系譜を繋ぐ際に

毎回このような感覚に襲われていたのだろう。

しかしこの結論にたどり着いた瞬間、

僕はフル回転した脳とは

裏腹にフル勃起した局部に体の支配権を奪われ、

最後には近親相姦であることも忘れ

「かわいい」とささやきながら、

己の欲望のままハブのように叔母さんに絡み付いていた。

僕の性欲が持つ猛毒性に気づいた叔母さんは

僕を退治しようとプラス3000円で

最後の穴へ行けるという

巧妙なトラップを仕掛けてきた。

この時 既に性欲に脳を犯され害獣と化した僕は

考えることもなく

まんまと自らの肉棒をこの穴へはめてしまった。

そして快楽に溺れること数分。

突然部屋中に警報が鳴り響いた。

おそらくあの罠は、

害獣がかかると数分で警報が鳴る仕組みなのだろう。

焦った僕はペースを上げ、

全身を局部に変えるという奥義を発動し、

全身全霊で全身を前進させた。

これほど何かに必死になったのはいつぶりだろうか。



突如 上腕が動かなくなった。

その瞬間 僕は我に返った。

頭の中には様々な可能性が浮かんだ。

肉体的な可能性? 精神的な可能性?

僕はこれまで筋トレで腕をつったことはない。

いくら全身全霊をかけたとはいえ

肉体的な限界が来たとは言えない。

僕はある恐ろしい真理に気づいてしまった。

先ほど浮かんだハプスブルク家は

近親相姦を繰り返した結果

未熟児を何度も生み、

最後には滅びてしまった。

もしかするとこの腕の痛みは

安易に近親相姦に手を出そうとした僕への

ハプスブルク家からの罰。

つまりハプスブルク家の呪い

この真理に気づいた僕はすぐさま切り上げ、

欲望に支配され安直な行動を繰り返したことを叔母さんに謝罪した。

すると叔母さんは

「あなたは罠にはまったが、

自らの欲望を液体に変えることはなかった。」

という趣旨の言葉を残し、3000円を免除してくれた。

やはり最後に頼れるのは家族の愛だ。

家族愛の大切さが身に染みた沖縄旅行だった。

 ※今回登場した叔母さんは、僕の実の叔母とは外見を除いて、全く関係はありません。



真の強さ

僕が大学で所属する禁酒会にはある真偽不明な理論がある。

「酒は人を弱くする。牛乳は人を強くする。」

僕は飲酒が病気の原因の一つとなる場合が多いことを考慮すると

前半に関しては特に異論はないが、

最近 後半部分に疑問を抱くようになった。

確かに牛乳は強くなるための栄養が豊富だ。

しかし僕らは牛乳を飲むとすぐにお腹を壊してしまう。

これでは牛乳の栄養をしっかり摂取できず、

結果的に強くなれてはいないのではないか。

そもそも牛乳とは牛の子どもが成長するために存在している。

僕らが牛乳を吸収しきれないのは

もしかすると人間だからなのかもしれない。

つまり牛になれば牛乳の栄養を吸収し強くなれるのだ。



当初牛乳の天下だった禁酒会も

現在は牛乳派 コーヒー派 茶派の3つの派閥に分裂している。

もう一度牛乳を中心とした禁酒会を

復活させるには日常的に牛乳を飲んでいる

牛乳派が強さを見せつけなければならない。

そして本日1月16日は禁酒の日であり、

禁酒会にとっては3派の頂点を決める禁酒祭の日だ。

ここで3派に違いを見せつけ、

もう一度牛乳政権の再興を果たそう。

こうして僕は真の強さを求め牛になった。

牛となり牛乳の栄養を100%吸収できるようになった

僕の勢いは凄まじかった。

徒競走では圧倒的なスピードで他派を蹴散らし、

目利き対決では

茶派が茶と尿を間違えるなか、

完璧な目利きを披露し、



大相撲では前評判で無敵艦隊と称された

コーヒー派相手に番狂わせを起こした。

牛乳派は各種目で圧倒的な力を見せた。

しかしここで本日目利き以外では

特に見せ場のなかった茶派が

「牛乳派が強すぎる。何かドーピングしてるに違いない。」

ドーピング検査を行うよう求めてきた。

僕はただ牛乳を飲んで強くなっただけだ。

ドーピングなどしていない。

むしろいっちゃもんをつけた茶派の小物さが露になるであろう。

僕は茶派によるドーピング検査の申し出を受け入れた。



結果は恐るべきものとなった。

なんと僕のバッグから禁止薬物アルコールが

発見されたのだ。

僕は今日アルコールを入れた覚えはない。

これは間違いなく牛乳派の強さを妬んだ茶派の犯行に違いない。

茶派は陰謀で牛乳派を追放し、

禁酒祭の王座をつかんだのだ。

僕ら牛乳派は決して今日の悔しさを忘れてはならない。

いつか必ず真の勝利をつかむまでは。

成人の誓い

今日は成人式だった。

僕の住む横浜市では毎年4万人近い新成人が

横浜アリーナに集まり成人式が行われる。

新成人の1人である僕だが

元々この成人式に行くつもりはなかった。

なぜなら成人式は基本スーツか袴を着るからだ。

服装の自由を求めコスプレを続けている僕にとっては致命的だ。

事実地元の同窓会は

ドレスコードがあったため出席することができなかった。



周りではみんなSNSに成人式や同窓会の様子を載せて、

普段は散々「過去にこだわるのはダサいと」

言い張っていたしゃおじょんですら、

「同窓会はめっちゃエモい」と陳腐な御託を並べていた。

そんな中で僕は成人式や同窓会は

僕には無縁の行事であると感じるようになっていた。



しかしふと成人式の招待状を見るとなんとそこには

「服装の規定はありません。」

という衝撃の一文が記されていた。

「行ける」

これで僕の行く手を阻む者はいなくなった。

横浜市は本当に寛容な都市だ。すばらしい。

#この横浜にまさるあらめや

僕は晴れ舞台ということで

最近の中では一番自信のあった

コナンの犯人コスプレで成人式に出席することにした。 

反響は凄まじかった。

すれ違った者はみんな振り返り、

写真をとられ、

挙げ句の果てには

「今日はハロウィンじゃねーよ」

と怒ったヤンキーにマスクをとられそうになった。

ただ冷静に振り返ってみると、

僕は今までの自分だったら

今日のような行動は絶対にできなかったと思う。

今までの自分は人に馬鹿にされることを恐れ、

自分のやりたいことを全くできていなかった。

今日 成人式を迎えたからといって

僕が本当の意味で大人になったのかはわからない。

僕は大人になっていくというのは、

ただ年長者の真似をして酒を飲んで騒ぐことではなくて、

自分がこれまでできなかったことを

できるようにしていくことだと思う。

僕は自分ができなかったことに挑戦し続ける

大人になれるように生きていきたいと思う。



原始人に戻ろうぜ

僕は今日大学で所属する中国語中国文学コースのメンバーで

早稲田駅伝に出場した。

僕は「お前はエースだから」という適当な理由で

最長区間6km 花の2区を走らされることになった。



僕は部活をやっていた頃には10km近く平気で走っていたので、

最近まで6kmなんて余裕だと思っていた。

しかし実際にマシンで6km走ってみると

想像以上にキツイ。

よくマラソンなどでは

「1km3分とスローペースな展開です」

といった実況があるが、

素人からすれば1km3分ペースどころか1km5分ペースも怪しい。

マジで意味不明な世界だ。

本当に意味不明な奴とは

長距離ランナーのことを言うのかもしれない。



迎えた当日、

僕はタスキを受けると

日頃の運動不足から次々と後続ランナーに抜かれ、

みるみる順位を落としていった。

おそらく50人ぐらいに抜かれたのではないだろうか。

今日ここに「50人に抜かれた男」という

意味深な称号が僕の中に刻まれた。

こうしてヘロヘロになりながら、

なんとかタスキを繋いだ僕は

朝からろくに食事をとっていなかったからか、

激しい空腹に襲われ、

駅伝後すぐに僕たちの行きつけの中華料理店

「老北京」でがっつり昼飯をとった。

僕たちの詳しい駅伝事件簿はこちらまで→https://dobunezumidesu.hatenablog.com

空きっ腹と中華の相性は抜群。

この昼飯は恐らく

僕の人生で幸せな食事ランキングの

上位に間違いなく入るだろう。

昼飯をとったあと僕たちは足早に解散し、

僕は神速で家に帰り、

シャワーで汗を流し、

食欲から転換されて生まれた性欲を子孫の殺害で満たし、

最後に現れた睡眠欲を僕が生まれた時の姿で満たした。

こうして僕の三大欲求フルコース生活は幸せに包まれて幕を閉じた。



改めて幸せだった今日という日を振り返ろう。

体を動かす→飯を食う→子孫を残す→眠る

これはまさしく原始人の生活だ。

いくら文明が発達したとはいえ、

人間が幸せを感じる根本的な要因は

変わっていないのではないか?

僕を含めて現代人は幸せとは何なのか考えることが多いが、

もしかするとその答えはとても単純なところにあるのかもしれない。

幸せになるために原始人に戻ろうぜ。



継続の難しさ

ブログを初めてから3ヶ月がたとうとしている。

更新を止めた日にPVが落ちることに気づいてから

できるだけ毎日更新するようにしている。

ブログを始める前は

「書きたいことがいっぱいあるから、

毎日更新なんて余裕だ。」と思っていたが、

いざ始めてみると当初書きたかったネタは

すぐに尽きてしまい、

日々ネタ探しに奔走することになった。



そして今日もブログと同じ時期あたりに始めた

コスプレのネタ探しをしていると

衝撃の項目を見つけた。

2006年 – 『オペラ座の怪人』が『キャッツ』を抜き、ブロードウェイ・ロングラン記録を更新

どんな記録なのかと思って詳細を調べてみると、

1988年から現在も続いており、

その公演回数はなんと11870回に及ぶという。

個人のブログとは違って、

観客を楽しませ続けなければ

続けたくても続けることのできない

ミュージカルの世界で

これだけ長い間公演を続ける

「オペラ座の怪人」になんとしてもあやかりたい。

こうして僕は今日 オペラ座の怪人になった。

僕自身あまりミュージカルに詳しくないこともあり、

あまり今日のコスプレは伝わらないのではないか

という不安を抱えていたが、

すぐにオペラ座の怪人でしょと気づいてくれる者もおり、

改めてロングラン作品の知名度の高さを実感した。



中には怖がる者もいたが、

今回は怪人なのだから怖がられて当然。

むしろ笑い者にされるほうが悲しい。

奇怪に思われるから怪人なのであって、

笑われてしまえばそれは笑人だ。

話がそれたが、

オペラ座の怪人は初公演からすでに30年が経過している。

僕は30年後自分がどうなっているかなんて

想像がつかないけど、

30年後も今続けているコスプレやブログが何らかの形で

続けていたらすごいことだと思う。



牛は強い

僕は牛乳が大好きだ。

毎日欠かさず飲むし、

大学で所属している禁酒会でも

牛乳派として酒に代わる飲料として牛乳を推し進めている。

酒は人を弱くするが牛乳は人を強くする。

牛乳はまさしく飲料の王座を占むる存在なのだ。

しかし最近あることに気づいた。

僕は普段これだけ牛乳を愛しているのにも関わらず、

牛乳を作り出す牛に対して何もしていない。

言うなれば、うんこばかり愛して、

肝心のうんこを生み出す人間を愛さないようなものだ。

何とかして牛に日頃の感謝を伝えなければならない。



チャンスは突然やって来た。

禁酒会の年越し企画の一環で

僕は近くの牧場に向かうことになったのだ。

念願の牛との対面に胸を踊らせて、

牧場に乗り込んだが、

そこにあったのは驚きの光景だった。

身も凍るほどの寒さのなか

牛顔の女子達が全裸で

ぎゅうぎゅうの牛舎に集められていた。

冷静に考えれば、

年頃の女子にとって乳絞りはとても過酷だ。

毎日得体の知れない奴に乳を揉まれ続け、

自分の乳をこれまた得体の知れない奴が、

美味しそうに飲んでいるのだ。

牛にとってこれほど肉体面、精神面共に負担となる活動はないだろう。

僕も以前牛となって

道行く人に乳絞りをしてもらったことがあったが、

知らない奴に いきなり乳を吸われるなどの

散々な目に遭いやめてしまった。

そんな肉体面 精神面ともに過酷を極めた乳絞りに

決して恵まれているとは言えない環境で

耐え続ける牛は強い。

牛乳が栄養満点なのも頷ける。

僕が本当に目指すべき姿は牛なのかもしれない。

少しでも牛に近づくために、

牛への感謝を忘れずに牛乳を飲み続けよう。