136円ができること

以前 別の記事でも紹介したが、http://nowloading.xsrv.jp/西早稲田駅赤坂サカス説/

僕は早稲田駅が嫌いだ。

大学の最寄り駅でありながら東西線しか通っていないという不便さ。

学校に登ると書いて登校と書くはずなのに、

駅から大学まで平坦という矛盾。

そしてマイノリティという自負から生まれる

早稲田駅ユーザーの自尊心。

書いていくとキリがないが、

とにかく早稲田駅ユーザーはとても多い。

僕は当初 早稲田大学には元から東西線ユーザーが多いから、

早稲田駅ユーザーが多いのではないかと感じていた。

しかし大学生活を送る中で多くの学生の出身地を聞いていくと、

千葉から東西線一本で通学している者もいるが、

それ以上に高田馬場駅から早稲田駅というたった1駅 徒歩20分に定期券を使っている者が多いという事実が浮かび上がってきた。

電車賃を削るためだけに、

大学から遠い西早稲田駅を使っている僕にとってこの事実は衝撃的だった。

早稲田駅ユーザーは

わざわざ早稲田駅ユーザーとしての地位を獲得するためだけに

往復136円をかけているのである。

(高田馬場駅から早稲田駅までの定期券は1ヶ月3000円。この定期券を月22日間使用した場合。)

現代の日本では136円はとるに足りない金のように見えるかもしれない。

しかしこの世界には136円で、できることが山ほどある。

今回はその一例を紹介し、

早稲田駅ユーザーにたった

1駅のために早稲田駅を使うことがどれだけ罪深いか知って頂きたい。

136円ができること。

  • ポリオワクチン 8回分
  • げりで体から水分がなくなることを防ぐ薬
  • (経口補水液)   20袋
  • ビタミンAの錠剤 136粒

136円が集まってできること

  • 子どもを寒さから守る大きめのフリース製毛布1枚          560円
  • マラリアの原因となる蚊から家族を守る、
  • 殺虫剤処理をした長期間使える蚊帳3張 702円
  • 熱に弱いワクチンを運ぶのに必要な保冷箱1箱 1792円
  • 僕を大学まで運ぶのに必要な定期代 1ヶ月  8010円
  • 僕を研修先の台湾まで運ぶのに必要な研修費用 110000円  
  • 僕を大学まで運ぶ必要がなくなる新宿区早稲田鶴巻町の一軒家 80000000円

以上の例をみれば分かるように早稲田駅ユーザーが、

早稲田駅ユーザーというくだらないプライドを捨てるだけで

こんなにも多くの人の生活が豊かになるのである。

早稲田駅ユーザーは今すぐ定期を返上して、

その分の金を僕に渡すべきである。

君たちがほんのちょっと徒歩通学に我慢するだけで、

僕は快適な通学ライフを送ることができる。

早稲田駅ユーザーは徒歩通学で健康になり、

僕は大学付近に家が建って幸せ。

これぞまさにwin-winの関係性だ。

正直早稲田駅ユーザー全員から金を徴収したら

家を建ててもなお余ると思うので、

余ったぶんはポリオワクチンでも買ってやろう。

そうすれば病気で苦しむ子供たちも大喜び。

こんな素晴らしい取引は今後ないだろう。

ああー 早く人の金で建った家に住みてー。

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