自給自食にまつわるエトセトラ

唐突だが今週は自給自食をしようと思う。

しかし一口に自給自足といっても魚を釣るためのエサのことや公園の水道水が誰かによって処理されたものであることを考慮すると、きりがない。

よって今回は食材を自分で供給して、食糧自給率を限りなく100%に近づけることを目指す自給自食生活に挑戦することにした。

今日はその一環として野草を調達するために、野草と言えば河川敷だろうということで多摩川に向かった。

途中にドングリが大量に落ちているのを発見した。縄文時代の人々はドングリを主食にしていたはずだ。

ドングリは食える!

思わぬ幸運にテンションの上がった僕は見渡す限りのドングリを拾った。ドングリを拾ったのなんて小学校以来だ。

p>だからなんだ。正直何も考えずただ楽しいと思っていたことをやっていたあのころは輝いていた。

まずはあのころの自分ができたことをできなきゃあのころを越えることはできない。

ドングリを拾い集め、幸先の良いスタートを切った僕は次に河川敷へ向かった。

案の定 河川敷付近にあった公園には野草がわんさか生えていた。これこそ本当の草生えるだ。

テンションマックスの僕。これだけ草が輝いて見えたのは初めてだった。

しかしここで大きな問題が発生した。

どれが食べられる草なのか全くわからないのだ。

僕は正直食べられる野草については何の知識もない。

とりあえずスマホで野草について調べてみたが、違いが全くわからない。まるでサークルの集合写真のようだ。

そんな中である野草が僕の小学校時代の記憶を呼び覚ました。

そいつの名はドクダミだ。小学校時代、僕の友人は通学路にあるドクダミをちぎって食べていた。

当時彼はくさいまずいと言いながら必死に食べていたが、後で体調不良になった話を聞いたことはない。

そのことを思い出した瞬間、数ある野草から瞬時にドクダミを見つけ出す能力を手に入れた僕は一心不乱にドクダミをかき集めた。

一通り河川敷からドクダミを捕まえたあと、歩道にでると他の野草が生えないような道路脇にドクダミが大量に生えているのを発見した。

この時僕は大衆の中で個性を発揮するだけでなく、我が道をも突き進むドクダミの姿に感銘を受けた。

正直ドクダミは臭い。代弁みたいな臭いがするし、触ると手にも移る。

そんな植物としての欠点を持っていても、自信満々に他の野草のいない地帯に進出するドクダミの強さ。

僕もこの植物に見習ってうそでもはったりでもいいから、常に自信を持って行動していきたいと感じた。

 



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