東亜同文書院大学のここがすごい!

東亜同文書院大学。

みなさんはこの大学を知っているだろうか?

え? 知らない?

日本人としてこいつらのことを知らないのはヤバい。マジでヤバい。

とりあえずwikiはっときます。https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%9C%E5%90%8C%E6%96%87%E6%9B%B8%E9%99%A2%E5%A4%A7%E5%AD%A6_(%E6%97%A7%E5%88%B6)

まあ簡単に言うと100年前、中国にあった日本人学校だ。

奴らのなにがそんなにヤバいって?

それは奴らが最高学年の時にやってた卒業旅行だ。

卒業旅行だなんて聞くと、

僕たちはいつも海外へのバカンスみたいな

ゆったり旅行をイメージするけど、

東亜同文書院の奴らがやっていたのは

そんな生ぬるいもんじゃない。

奴らは当時ほとんど足を踏み入れる者のいなかった中国奥地に1年間かけて旅行していた。

この事実だけでも十分ヤバいんだけど、

この旅行の過程があまりにもマジキチだったので少し紹介したい。

(当時の調査メンバー)わりとイケメン揃いだね

東亜同文書院のここすごいその1

「移動は基本歩き」

まずこの図を見てほしい。

これは当時の東亜同文書院の学生による調査ルートだ。

北はハルビン、南はフィリピンといった

様々なコースを旅行している。

ここでは東亜同文書院のあった上海から

最も遠いシンガポールまでの距離を例にあげよう。

その距離なんと3817km。飛行機で5時間。

しかしもちろん100年前に飛行機はない。

それどころか鉄道も車もない。

じゃあどうやって移動したのか?

答えは1つ。   歩きだ。

彼らはこんな感じの周りに何もない道を

約1年間かけて歩き続けていた。

(大きな川があるコースをとった学生は船にも乗っていた)

当時の彼らの日誌はほとんど

歩いた話と飯食った話しか載っていない。

この某大学界隈もビックリするほどの

過酷な歩きを強要されたのにも関わらず、

腐らずに調査を続けた東亜同文書院の学生はすごい。マジで東亜魂だ!

100キロ歩いたごときで

「人生変わった」とか言ってるどこぞやの学生とは違うね。

東亜同文書院のここがすごい その2

「当時の中国はマジで治安が悪い。」

今でこそ日本人でも気軽に旅行できるようになった中国だが、

当時は内戦や貧困によってこんな感じの

野蛮な強盗団がうじゃうじゃいた。

中には1000人規模の強盗団もいたらしい。

あー 恐ろしや。

学生たちもこいつらにビビって、

こいつらがいないだろうところを通ったり、

護衛を雇ったりしてたけど、

長い旅のなかで何度か強盗団に会っちゃって、

身ぐるみ剥がされてたとのこと。

あれ? 護衛は?

雇った護衛はなにしてんの?

なんと当時の護衛は人数を増やせば増やすほど雑になって、

5,6人雇おうとすると、

全員が無職の老人や少年の護衛になって、

全く護衛として役に立たなかったらしい。

流石は適当大国の中国だ。

本当に期待を裏切らない。

また当時は今とは比べ物にならないほど、

反日運動がひどかった。

当時のイメージ

こうした反日運動は学生たちにも向けられた。

宿に止まると石を投げられ、

船で移動していると砲撃された。

旅行をしていた学生はみんなハタチそこそこで

従軍経験もないただのガキンチョだ。

これだけ何度もぶっ殺されそうになったら、

メンタルやられて旅行を止めてもおかしくない。

しかし、ここで負けないのが東亜同文書院。

なんと奴らは砲撃を軽~くかわして、

川から見える絶景を楽しんでいたとのこと。

周りの雰囲気にいっさい惑わされず、

あくまで旅行を貫き通すというメンタル。

これこそ東亜魂!

危険な場所があるとすぐに旅行をやめる某湾研修はこの東亜同文書院の姿勢を見習ってほしい。

ここまでの流れだといかにも東亜同文書院が

鋼メンタルの脳筋集団のようにみえるかもしれない。

しかし彼らはただの旅行中毒者ではない。 

東亜同文書院のここがすごい その3

「調査結果がめっちゃ優秀」

当時、東亜同文書院の学生たちは主に

この卒業旅行での調査結果を卒業論文として提出してた。

俺らも卒業論文を書くけど、

せいぜい後輩の参考に使われる程度で、

すぐに社会に出るってことはほとんどない。

けれども東亜同文書院の学生が残した

調査結果はどれも優秀なものばっかで、

すぐに本にまとめられ、この世に解き放たれていた。

こんな例は当時探してもなかなかない。

それだけ東亜同文書院の学生が優秀だったってことの証明だ。

体力ありメンタルも強く学力も優秀。

あれ?

俺たち現代の学生が勝ってるところなくね…

東亜同文書院はゴリゴリの男子校だから

まあいいか… まあいいか… 

参考文献

「東亜同文書院生が記録した近代中国の地域像」藤田佳久著

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