飲み会
この単語を聞いたものの多くはアルコールをイメージする。
確かに現在多くの飲み会ではアルコールがつきものである。
僕はそこに大きな疑問を抱いた。
なぜアルコールが存在しているのか。
もともと飲み会の最終的な目的は楽しむことである。
つまり楽しければアルコールなど全く必要ないはずなのである。
またアルコールは体に悪い。
少しだけなら問題ないと言っている輩もいるが、脳ミソまでアルコール漬けにされたアル中の虚言である。https://nazology.net/archives/21781?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
さらにこのアンケート結果からも多くの人間がアルコールのなかった10代を人生のピークとしてとらえている。http://news.livedoor.com/lite/article_detail/10763185/
以上の例からも楽しさにアルコールは関係がないといえる。
理論はそろった。
あとは実践あるのみ。
こうして僕たちは本当にアルコールが飲み会に必要なのかどうか検証するために
アルコールの欠点である健康面を考慮し、牛乳で飲み会を行うことにした。
これだけ買っても1人400円
破格だ。アルコール飲み会では考えられない。
飲み会といえば乾杯。
元々乾杯とは慶事や健康を祝い、あるいは祈り、さかずきをあげて飲みほすことである。
ただの飲み会を始める合図ではないのだ。
僕たちはバナナ配布の成功と牛乳による筋力増強を祝って乾杯した。
https://dobunezumidesu.hatenablog.com/entry/2018/11/17/125718
アルコールのイッキ飲みはしばしば危険行為という扱いを受けているが
どんな液体でもいきなり1リットル流し込めばそれなりにキツい。
イッキ飲み防止連絡協議会はアルコールだけでなく全ての液体に協議対象を広げるべきである。
数分後だった。
突如強烈な母性本能が僕の体を襲い、気づくと口から大量の牛乳を絞り出していた。
ワインを大量摂取した際も醸造家の魂が乗り移り、口がワインサーバーになったことがあった。
しかし今回は軽い気持ちでワインサーバーになってしまったことによる虚無感に襲われることもなく、
むしろ牛乳を絞り出すことによって、母になったという強い喜びが僕の中から牛乳とともに吹き出しきた。
やはり牛乳は偉大だ。
話を戻そう
乾杯を終え、母になった喜びに高揚が止まらない僕たちは飲み会の定番であるゲームを始めた。
楽しい。
当たり前だ。
楽しさが全てのゲーム界で何十年にも渡って受け継がれてきたゲーム。
アルコールなくなったくらいでつまらなくなるはずがない。
途中何度も母性本能に目覚めたものもいたが
飲み終えた後に現れたのは酔いつぶれた惨めな姿ではなく、達成感に満ちた誇らしげな姿だった。
この時僕は飲み会にアルコールは必要ないと確信した。
いつか皆がアルコールに頼った楽しさが見せかけでしかないことに気づくことを願って。
参考文献
https://dobunezumidesu.hatenablog.com/entry/2018/10/19/171040
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