ラッキーカラー
僕は確信している。
こいつを信じてる奴は世界に一人もいないと。
理由は簡単だ。
ラッキーカラーは毎日一色なはずなのに、
服装を毎日ラッキーカラーの
一色で固めている奴がいないからだ。
本当にラッキーになりたいなら、
ラッキーカラーに染まらなきゃ
ラッキーになれないだろ。
ラッキーカラーを信じてる者がいないということは
宝くじのキャリーオーバーように
今 ラッキーカラーを信じれば、
これまでラッキーカラーが貯めてきた運を
全て手に入れることができるのではないか?
12月18日のラッキーカラーは青紫色https://luckycolor7.web.fc2.com/12lc/18lc.html
僕は真のラッキーボーイになるために、
全身を青に染めた。
正直怖かった。
ラッキーカラーという概念が登場して以来
たまり続けていた運が解放されるのだ。
僕の🏘️から石油が出たり、
急に全世界の領土が日本のものとなるぐらいの
天変地異級の幸運がやってくるのではないか。
ただ現実は厳しかった。
天変地異級の幸運はおろか、
日常級の幸運も起きず、
むしろ 高田馬場駅のロータリーで
鍋をしていると警察を呼ばれたり、
同じくロータリーでアル中に
胸ぐらを捕まれ乱闘に巻き込まれ
といった不運が次々と訪れた。
しかし 12月18日がつまらなかったかと
言われれば間違いなくNOだ。
鍋はとても盛り上がったし、
アル中との乱闘も楽しかった。
僕はこれまで不運=つまらないと考えていた。
不運は考えようによってはとても楽しいネタになるし、
世間では基本的に
幸運=楽しいという価値観が
広がっていることを考えると、
幸運=楽しい=不運
不運=幸運という衝撃の図式が成り立つ。
僕がこの図式を見て感じたのは
この世界には元々幸運も不運も存在しないのではないか?
考え方次第で幸運も不運になるし、
不運も幸運になる。
結局 運は個人の考え方次第だし、
考え方次第ではラッキーカラーの
幸運率を100%にもできる。
僕はラッキーカラーの幸運率は100%だとは思わないが、
ラッキーカラーを信じれば、
少なくとも楽しい生活は送れると感じた。
だからみんなもっとラッキーカラーを信じようぜ。 /p>